no.9_乳がんからの気づき~夫編~

2020年8月26日

こんにちは、カレンです。そろそろ梅雨明けでしょうか。日本がウィルス感染症の第2波の話題で毎日もちきりですね。地方にもじわじわ広がりを感じます。できることをやって予防していきましょう。厚生労働省の接触確認アプリ、ついにわたしもケータイにいれましたよ。引き続き、予防に気を抜かないでいきたいと思います。

さて今回から何回かにわけて、乳がんになったことで気づいたこと、変わったことを書いてみたいと思います。まだ若いからと身体や精神のメンテナンスを怠っている方、他人事と思わず、自分を大事にしていただきたいと思います。自分を大事にすることを軽視していたわたしは39歳のときに乳がんがみつかり、治療を経て今に至っています。その体験から、気がついたことがたくさんあって、1度では書ききれないので、数回に分けて書けたらと思っています。1回目はまず、夫についてです。夫婦の絆?でもいいかな。特に男性には、機会があればこの気づきを読んでもらいたいなと思うのです。

結婚が決まり、目まぐるしく状況がかわり、仕事や子育てで忙しい、家も建てたりなんかして、バタバタ…そんな方々はたくさんいるかと思います。わたしも、そんな一人でした。結婚は遅めかな。今では普通なのかもしれません。32歳のとき。子どもはなかなか授からず、でもありがたいことに34歳の時に出産しました。同世代の友達と話をしていても、そういうバタバタを経た夫婦はかなりの確率で、奥さんは夫への不満を抱えています。わたしの場合はというと、出産のときの主人の協力を経て、ここまで優しい人だったとは!と彼を尊敬しましたし、本当に大好きになりました。そんなわたしでも、仕事と子育てをしていたときは、少しモヤモヤしていましたっけ。家事も協力してくれて、食事後の洗い物や洗濯などもやってくれていました。それでもモヤモヤするんですから、何にもやってくれない夫だったら、どれほどの怒りがこみあげてくるだろうと思います。周りにざらにいますけどね。そうですね、思い返すと、時短勤務にしていたとはいえ、ギリギリまで働いて子どもを保育園に迎えに行き、遊びたいと愚図る娘をなだめながら夕食を30分で作り、食べさせ、お風呂に入れ、寝かしつけ…これをしていますと、家に帰ってきてからホッとして「座る」ことなどほぼないんですよ。ずっとダーッと稼働しているわけです。それなのに、好きなだけ仕事をして、帰ってきてご飯食べてからソファーに寝転んでケータイ見たり、ゲームしたり、資格の勉強したりされたら…「わたしは1回も座ってもいないのよ!」という気持ちになります。子どもの世話がいちばん大変ですからね。洗い物なんかより、もっと子どもと接してほしい…お風呂入れてくれるだけでもスゴク助かるのに!と。お風呂に一人で入れるだけでも、女性は自分を回復できるものです。でも、きっと夫はわたしが頑張っているのをわかってくれている…そう思ってグッとこらえていました。あ、仕事でもっともっとストレスありましたからね、家族にはそれほどストレスもなかったのですが、疲れていたのでしょうね、愛する夫にそんな気持ちがわいていた時がありました。友達の話を聞くと、もっと酷いものですよ。本当に、奥さんはずっと元気でいると思っているからそんなことができるのでしょうね。

そんなずっと元気だと思われていたわたしが、まさかの「乳がん」!それはそれは、夫には大変な思いをさせてしまいました。だけど、ものすごく、変わったんです。夫もだけどわたしも。価値を見出す場所というか。命が脅かされたためか、夫の行動が、全て、「(わたしが)生きているだけでいい」に変わりました。わたしの負荷を減らして、子どもとも接する時間を増やして3人で過ごす時間を大切にしてくれるようになりました。以前のネガテォブな想いはすっかりなくなりました。それと、わたし自身がいちばん、囚われていたんですよね。稼がなければ。役に立たなければ。夫と娘を幸せにしなければ。と。そんなわたしに、「生きているだけでいい」という言葉は、衝撃というか、驚きというか!稼がなくてもいいの…?わたしは、稼ぐ自分に存在価値があると思っていたのです。稼ぐどころか凄い医療費もかけてしまい心底申し訳なかった。だけどその言葉が嬉しくて!お金を稼ぐためだからと、自分を大切にしないでムチを打ってきた。本当の夫の愛に気がつけていなかった自分がいました。夫は今もとても優しいです。以前より更に。わたしが無理をしないように、気にかけてくれます。自分が彼を幸せにしようなどと、おこがましかったです。一緒に、幸せになればいいだけだった。自分を犠牲にしてもいいと思っていた。だから、本当に自分がこの病気になってしまったのだと思います。

自分を大切にして、幸せなわたしがいることが、家族にとっても、幸福なのですよね。犠牲や我慢を美徳とする人たちは、特にわたしたち40代以上には沢山いるように思います。その美徳は、捨て去るべきです。まずは、自分が幸せでなければ!この病気になっていなかったら、わたしは夫の深い愛情に気づくことができなかったと思います。こんなに大切に思ってくれる人がいるのに、外の人のために一生懸命になりつづけていたでしょう。自分が良く思われたくて。周りに気を遣ってストレスをためるのではなく、本当に大切な人との時間を選んで生きる。今、とても幸せです。前も幸せだと思っていたけど、なんだか、レベルが違う。今は心が喜んでいる感じです。そうやって、自分の人生をより幸せにしていきたいと思います。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。次回は、子ども編でも書こうかな。ではまた!